遺恨十年一剣を磨く

 大河ドラマ「真田丸」と「おんな城主・直虎」を視聴し終ってみると、歴史の流れの中において、諸事の始まりは甲斐の武田信玄と越後の上杉謙信による ” 信濃の国 ” の領地争奪戦ではないかと思います。それに勝利することが、関東制覇、さらには東海制覇、そして京へと連なっているように感じました。


 その争奪戦が最も激しかったのは、1561年(永禄4年)の ”第四次川中島の戦い” であったと言われております。この戦いをメインにして、何本も大河ドラマや映画化もされております。以下の特設サイトは、大河ドラマの「風林火山」のときにアニメーション化されたものですが、分かり易く作られておりますので、ご案内します。


 長野市「信州・風林火山」特設サイト 川中島の戦い


 ところで、「真田丸」のハイライトのひとつに、「真田丸の戦い」において真田と井伊の”赤備え対決”がありました。時がめぐり、井伊直幸の9男・井伊幸専が真田家の養子に迎えられ、松代藩の第7代藩主・真田幸専となっています。正に、これは歴史の成せるわざでしょうか…。


 この一騎打ちの銅像は、昭和44年にNHKの大河ドラマ「天と地」が放映されたのを記念して、川中島の戦いの戦場となった長野市の”八幡原古戦場に建てられたものです。